新年明けましておめでとうございます。

競技場の設計、ロゴマークなど、デザイン上のトラブルが噴出した東京オリンピックも、やっと動きだしました。東京都は豊洲市場の安全上の問題でも大きな課題を抱えています。「Design」、意匠や実際の建物から製品の設計など、この言葉には、実に奥の深いものを感じます。さらにその結果については、今更語るまでもなく大変重い責任を負います。時に、損害賠償を伴うLiabilityという、CSRなどのResponsibilityとは明確に異なる責任となります。これこそが、PL(製造物責任)そのものであり、この協会にて普及を図っている「わかりやすい取扱説明書」は、事業者の「消費者に対する説明責任品質」と符合します。 「わかりやすい取扱説明書について、常に改善に取り組む」、これこそ、デザイン力を高め商品の販売力を牽引する源泉となります。テクニカルデザイナーという看板をあげているこの協会として、取扱説明書品質を高め、その良質な情報を、単に製品付属の印刷物にしてしまうのではなく、上手に利用し、最良の商品情報として市場にアピールする、そう言う広い視点でのデザインテクニックをこれまで以上に皆さまと共に探求していきたいと思います。今の日本に必要なのは、強いデザイン力を行使できるデザイナーなのです。この活動を通し、皆様と共に、充実した一年にしましょう。

NPO法人日本テクニカルデザイナーズ協会

会長 渡辺 吉明